ドメーヌ・ジェシオーム
ワインと鉱泉の村サントネイで1850年にドメーヌの創立者がすばらしい地下蔵を備えた村長の家を購入したところから歴史は始まり、ブルゴーニュで最初に瓶詰めをはじめたドメーヌと言われております。
1995年に先代のベルナール・ジェシオーム氏(サントネイ村長)が引退した後、現在は五代目にあたるマルク(醸造)とパスカル(栽培)の兄弟によってドメーヌは運営され、自身の時代のワイン造りを繰り広げています。
畑における情熱を注いでいる一方、醸造に関してもとても研究熱心な兄弟によって品質は飛躍的に向上をしています。 |
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セラーの規模は当初と殆ど変わりませんが、畑の規模に合わせた小さめのステンレスタンク、発酵用大樽、毎年5%ずつ異なるクーパーから買い足しているバリックなど、設備は充実。もちろん清潔に保たれています。
現在の所有面積は15haで80%を赤ワインが占めています。サントネイを主体に、オークセイ・デュレス、ヴォルネイなどにも所有。アペラシオン制限の60hlをはるかに下回る40hlを収穫することで、深い果実味、やさしいタンニンのワインを造っています。
ワイン造りの基本は畑から。パスカルのゆるぎないポリシーでありますが、人の作業ももちろん重要と考える。但し可能な限りワインに負担をかけないよう細心の注意を払っています。月の運行によるオリの浮き沈みを利用したバトナージュにより、ワインへの負担を最小限にできます。ろ過は行いません。
60%を国内消費、その他を海外へと輸出しています。
ピュアで自然なピノ・ノワール
サントネイやボーヌ(コート・ド・ボーヌ)でありながら、ニュイのグランクリュに見られるような華々しくむピュアな味わいと芳醇な香りが特徴で、この価格では余りあるクオリティを出しています。
また、最近にありがちな凝縮し過ぎたり、樽のフレーバー(新樽の使用は20〜30%)が目立ったようなワインとは違い、ピュアで自然なピノ・ノワール本来の味わいを忠実に表しています。
ワイン単体としても勿論のこと、お食事と共に味わってよりその良さを引き出しあうワインを造り出しているドメーヌでもあります。 |