ショーヴネ・ショパン
Chauvenet Chopin
(輸入元資料より)
艶やかで生き生きとした果実の風味が満喫できるワイン
今が旬のつくり手
今や伝説となってしまった感もあるが、ニュイの南、コンブランシアンの村で名手として鳴らしたドメーヌ・ショパン=グロフィエの当主ダニエル・ショパンが引退したのは90年代の終り。
その地所を引き継いだのが、ダニエルの長女と結婚したこのドメーヌ・ショーヴネ=ショパンのユベール・ショーヴネ。 |
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40代のユベールが、以前から所有していた区画とダニエルからの地所、合わせて16ヘクタールと広めのドメーヌを切り盛りする。畑においては芽掻きとヴァンダンジュ・ヴェールトをしっかりおこない、収量を抑えるのが義父譲りのやり方で、グラン・クリュからレジオナルまで合わせての平均は、2002年ヴィンテージでヘクタール当たり40ヘクトリットルという低さ。
植えられているぶどうの樹齢の高さもドメーヌの大きな特徴のひとつ。
グラン・クリュはクロ=ヴージョのみだが、シャンボル側の下部に位置する0.4ヘクタールは、義父ダニエルが1960年代半ばに手に入れた平均樹齢50年を数える区画。他に、ニュイ=サン=ジョルジュのプルミエ・クリュではアルジラが平均で40年ほど、ミュルジェの半分は50年、もう片方が20年の区画。トレにいたっては80年以上の超老ぶどう樹が植わっている。加えてヴィラージュものだが、ニュイのシャルモットはなんと1927年と1947年の植付けとなっている。
また5ヘクタールとドメーヌで最も広さのあるコート・ド・ニュイ・ヴィラージュは、ニュイの南、プレモー、コンブランシアン、コルゴロアンの村に分かれてあるが、醸造、瓶詰めは別々におこない、日本向けはコンブランシアンの区画から。
ワインは全体に柔らかでバランスのよい、艶やかな味わいのもの。フィルターをかけないため、その果実の奥にはタンニン、酸などの構成要素も保たれていて、十分な熟成も可能であることをうかがわせている。そしてグラン・クリュやプルミエ・クリュだけでなく、ヴィラージュやレジオナルにも上記のキャクターはしっかりと備わっている。さらにブルゴーニュ・シャルドネとアリゴテの白もたいへんカリテ・プリな仕上がり。
そのしっかりした酒質の割にまだ知名度の高くないショーヴネ=ショパン。他の著名なつくり手と較べると価格も低めに抑えられていて、今まさに飲み頃といえるドメーヌである。
ショーヴネ・ショパン主要畑一覧
クロ=ヴージョ
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ミュルジェ
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シェニョラ
ニュイ=サン=ジョルジュ・アルジラ
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・トレ
シャンボル=ミュジニー
ヴージョ
ニュイ=サン=ジョルジュ・シャルモット
ニュイ=サン=ジョルジュ
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ
ブルゴーニュ・ルージュ
ブルゴーニュ・ブラン
ブルゴーニュ・パストゥグラン
ブルゴーニュ・アリゴテ |