【ドメーヌ・デ・エスピエ】
(以下輸入元資料)
ジゴンダスは南ローヌのなかで、シャトーヌフデュパプの次に有名なアペラシオンです。シャトーヌフから20キロほどしか離れていないにもかかわらず、ワインは非常に違いがあります。
美しい古いプロヴァンスの村が真西に面して点在しており、晴れた日は100キロメートル先まで美しい景色が広がります。畑はちょどジゴンダス村の真上、ダンテル国立公園の中にある山に囲まれた高原地帯にあります。山の中や山腹で顕著ですが、全体的にシャトーヌフより涼しくブドウが熟すにも時間がかかります。
ワインはシャトーヌフが官能的な赤いフルーツの個性があるのに対し、よりワイルドでスパイシーさがあり、黒い果実とミネラルの個性を持っています。
ドメーヌエスピエはジゴンダス最高の生産者の1つです。
生産量は非常に少なくいですが、山の中に粘土石灰土壌と、よりサブレに近い粘土砂質土壌の区画を持っています。ワイナリーはヴァケラス村から4キロメートルほど南にあります。エスピエはジゴンダスの北に位置するAOCサブレとコート・デュ・ローヌも生産しています。畑は合計約14ヘクタールです。
ドメーヌはジゴンダスで生まれ育ったフィリップ・カートゥックスがジゴンダス、サブレ、ヴィオレ(ジゴンダスの近くの小さなコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュに所属する村)の小さな区画の畑を購入した後、1989年に設立されました。
畑でのやりかたはちょっと珍しく、新しいブドウの木を通常の南ローヌの畑と比較して高い密度で植えています。通常は1ヘクタールあたり3500本ですが、カートゥックスは5400本です。その結果、畑のブドウの木の本数は多くても収量制限があるため、1本の木あたりの房の量を減らすことになり、よりアロマティックでリッチなブドウを得る事ができます。
醸造においては、アロマティックで若いうちから柔らかく飲みやすい自然なワインを造ることを目的とし、除梗は彼が必要と判断したときだけ部分的に行い、発酵前の低温マセラシオン、天然酵母の使用、二酸化硫黄の使用を最低限にするというように、新しい手法と伝統的な手法を取り入れています。また、彼は素晴らしいアロマや酸を表現する為に完璧に熟したシラーを使うのを好みます。
エスピエのジゴンダスは、他のジゴンダスワインとは一線を画しています。通常ジゴンダスはパワフルで野性的ですが、エスピエにおいては、より芳香性があり、清々しくなめらかさがあります。彼のワインは若いうちから飲みやすく、目を見張るほどの豊潤な香りと新鮮さがあります。
オーナーのフィリップ・カートゥックスはハンサムで背が高く、エネルギーに溢れる人です。彼は自分のワインや他のワインについて討論することを好みます。他のワイナリーがどのようなやりかたをしているのか、顧客が何を求めているかに興味をもっています。彼は自らの畑で働くだけでなく、妻がヴァケラスに所有するワイナリーのサポートと双子を含む3人の小さなお子さんの世話など大変忙しい毎日を送っています。
エスピエのワインは、全てドメーヌで栽培されたブドウを醸造、ボトリングしています。
ザヴァインは、エスピエの日本における正規輸入代理店です。ドメーヌから直接リーファーコンテナで輸入しています。 |